APRS 追伸

第8回のAPRSの話題で、追伸を

何年か前に、パケット通信が大流行で、RBBSにアクセスされた方も多いと思います。
APRSは、その時に使っていた、TNCと、無線機がそのまま活用できます。

昔を思い出して、昔の設備を立ち上げてみてください。端末は、お手持ちのパソコンで、標準のターミナルでOKです。
昔のままのPC-98でも、動けばいいかもしれませんね。
お手持ちのPCだと、USB-RS232Cの変換が必要になるかもしれません。これはちょっと手に入り難くなっています。
通信速度、ビット長、ストップビットなどをTNCにあわせてください。
いま、JAでは、144.64MHzか、144.66MHz で APRSが運用されていますので、この周波数に合わせて、とにかくモニタして見ます。
TNCによってですが、1200bpsか、9600bppsのパケットのどちらかが、デコードされて、見えてくると思います。
コールサインが見えて、そのあと記号の羅列となっていると思います。これが見えたら、APRSの世界に仲間入りです。

次はAPRSソフトをPCにインストール。UI-VIEWというソフトが比較的簡単にインストールできますが、
残念ながら、このソフトの作者は、すでに亡くなってしまったので、バージョンアップはされていません。
WINDOWSXPなら問題なく動きます。その他にもソフトがありますので、検索してみてください。

ソフトを入れると気がつきますが、メッセージのやり取りが多く行われています。
APRSは、位置情報を出すだけではなく、このメッセージで、コミュニケーションを取るためのシステムです。

ということで、お手持ちの眠っている設備が使えますので、試してみてください。

番組ディレクタ JA1WTO