NN5T 末廣さんからのメールをご紹介します。

番組ディレクタ、JA1WTO 吉原です。

以前、ご出演いただいた、米国ダラス在住のNN5T末廣さんから、お便りをいただきました。
番組に関連して、リグのカタログ写真も添付していただきましたので、別のページに掲載しました。
ベテランの皆様には、懐かしいリグばかりですね。

以下、NN5T 末廣さんのメールです。
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今日も楽しく話をお聞きしました。

私も自分のHFのセットアップが出来るまでローカルにお邪魔していたのですが、そこ
ではFT200の黒でした。 冬場、餅が焼ける程熱くなりましたね、6JS6 がチンチン言
う程熱く成って。
私の始めは FR/FLdx400 ライン、FRは確か50kHz, FLは 25kHzダイヤルのアンバラン
スな中古でした。 翌年バイトを頑張り FR/FL共 100kHzダイヤルのニューに買い換
えました。 50MHzには FTV650を付けての運用でした。

高校に入って FT101Eを買って、トランスバーターを FTV650Bに変え、FR101Digital
を追加し、FT101EをFL101に変え … アマチュアとバイトばかりの学生生活でした
(実は それ以外にワンダーフォーゲルで山行も高校時代やってしまっており、それ
は それは忙しい学生時代でした)。 その数年後にはお話したとおりW5へ来て
FT902D, IC735, IC761, IC781, FT1000D, TS950SDX, FT1000D 2代目, FT1000MP,
JST245D, FT1000D 3代目, IC7800, IC9100 と色々買い換え、今は
IC7800/9100/JST245D/(FT817ND) を使っています。 FT1000Dには何か最後のアナロ
グ機だというのとデザイン的な使いやすさで3度買いなおしています。 3代目はディ
スコンが発表されてアメリカに有った最後の10台からでした。

ディレクターは ご存じと思いますが、昨日、今日とダラス Ham-commと言うアマチュ
アフェアが有り、駐車場では何と1950年代オリジナルのコリンズSラインのモービル
局が運用しており、私も少し触らさせて貰って来ました(フォードバン全長に及ぶ長
さの運用テーブルを設置し、75S-3B, 32S-3, 51S-1, 62S-1, 312B-4 コンソール,
30L-1, DL-1 ダミーロードのフルラインアップでした、当然マイクもオリジナル
SM-2 ~ 車を含め 1959年のままだと、コリンズのOMの話でした)。 毎年Sラインを
こんなショーで見る度に衝動買いを何度もしかけていますが、その度にメンテナンス
の大変さを想像することで引き下がる羽目に成っています。 大抵 コリンズを扱い
切っている人達は ex-コリンズで製造等に携わっており(コリンズラジオは もとも
と アイオアに有ったものが ROCKWELLとの合併でダラスに移動して来た、よってコリ
ンズを退職したOM達が ここダラスには沢山残っています)、今日もオリジナルの
32S-3 Mic Gain コントロールのボリュームは実は特注の2連でオリジナルの台湾の工
場を探し出し100個特別に作らせた、とかの話を聞かされました(最終1個$50掛かっ
てしまっているとか)。 ちょっと飛びつける趣味のレベルではなさそうです。

実は R-4C 1.5k/500/250Hz CW Filter, NB付き 最高のコンディションのセットが標
準外付けスピーカーを含め $300 で最後までテーブルに残っており もう99% 買いそ
うに成ってしまいましたが、これも我慢してしまいました。 メインテナンスの大変
さから球のスペアー、必ず抜けるオイルコンやフィルムコンの交換部品を溜め込むこ
とを止めるは10年程前に一度決断しているも、常に昔のリグを思い出させる虫が 現
物を見てしまうと出て来て困ってしまいます。

73 de NN5T 末廣
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