ローバンドを楽しんでおります

うちの近所の公園の桜が咲き始めました。今日は暖かいので、さらに開花が進むと思います。シャックの窓からみえるので、毎日楽しみです。

さて、季節はすっかり春ですが、コンディションは、どうも春型になっていないようにも思います。
いままで、ローバンドはアンテナの関係で諦めていましたが、先日、念願のアンテナチューナを購入できたので、とりあえず、ロングワイヤアンテナを張りました。アース側は、屋上に這わせたカウンターポイズ。なんとか仕事をしてくれているようです。アンテナのワイヤー長は、現在24mくらい。まあまあの長さがあるので、ローバンドでもマッチングが取れます。ということで、いままで出たことのなかった、160m、80mに挑戦です。

160mはノイズレベルが高く、DXの微弱な信号はノイズに埋もれてデコードできません。国内は何とかなるようですので、1エンティティ「JA」を確保です。
80mも当初ノイズレベルが高かったのですが、最近、ノイズが減ったようで、東南アジア各局や北米各局が見え始めました。ということで、最初は強力に入っている「北米」局に狙いを定め呼んでみます。な、な、なんと、応答あり。QSO成立です。その後も、受信レベルが低くても呼んでみると、意外にも応答あり。北米各局はノイズの少ない所からでているのでしょうか。昨夜はフロリダ方面まで飛んで行ってくれました。ロングワイヤーに60Wでも侮れません。そうなると、俄然、面白くなりますね。

春コンディションで、ハイバンドのオープンを期待していたのですが、まだまだローバンドが面白そうです。

ハムのラジオ 制作担当 JA1WTO よしはら

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収録振り返り ~ハンディ機とポータブル機~

みなさんこんばんは.YOTA Japan の JR2KHB 須田です.

3月14日の放送は,『リグ談義 V/U編』でした.

いやあ,会話が止まらなかった!ハンディ機,コンパクト機,50MHzの据え置き機,新しいものから古いものまで,思い入れのあるリグがそれぞれありますね.特にディレクターの「歩く無線機カタログ」ぶりには驚きました(まだお聞きでない方,注目ですよ!).


さて,私の機械の思い出は番組本編に譲るとしまして,今回の収録振り返りでは,番組でも登場した所謂「ポータブル機」について考えてみたいと思います.

今の多くのアマチュア無線入門者は「ハンディ機」で開局するケースが多いように思います.安価・小型であり、144 / 430 MHz 帯が中心になっているためアンテナも小型で済み,さらに運用の比較的簡単な FMモード (+ デジタル)専用です.ハンディ機の普及によって,アマチュア無線へのハードルがぐっと下がった……のだろうと推測します(私もハンディ開局世代ですので,推測しかできません hi).

さて,ハンディ機で入門し,144 や 430 で基本的な交信を覚えた初心者は,次に何処へ進むのでしょうか.

FM衛星ならハンディ機でも出来るのでしょう.でも,HFデビューは?CWは?6m や 10mでのEスポ体験は?

いまの日本のアマチュア無線界を見ますに,ここに大きい「ギャップ」があると考えています.

仮に HF や 6m 等,ハンディ機の先の世界を知ることができて,よしんば興味を持ったとしても,HF・6m へ出れる安価な無線機も少ない昨今です(特にわかものにとっては!).アンテナも住環境によっては気軽に設置できるわけでもなく,また調整も機材の乏しい中では大変です.ハンディ機しか持っていなかった人は,安定化電源や同軸ケーブルも揃えなくてはならないかもしれません.「ちょっと試してみたい」という軽い気持ちでは,中々手を出せないのではないかと思います.

ですが,「先」の世界に触れた経験の有無によって,その人の持つアマチュア無線への印象ががらりと変わってしまうであろうことは,言うまでもありません.

ハンディ機だけの世界を出ることができず,SSB の音すら聴くことなく5年が経ち,廃局してしまう…….そんなケースが少なくないのではないかと思えて仕方ないのです.

40年前,RJX-601 や IC-502 のような「6m のポータブル機」は,開局ほやほやのわかもの達に,「この先にはこんな世界があるよ」という展望を少し,覗き見させてくれていたのかもしれません.

…… 技適が通ってて,ロッドアンテナのついた,HF ないし 6m のモノバンドオールモードポータブル機.3~4万円くらいで出てこないかなあ.夢物語でしょうか?


V/U回の振り返りなのにHFの話になってしまいましたが,6m ポータブル機の話題に一応掛かっているので,ここはひとつ.

そして次回は、お待ちかね、HF編の予定です.お楽しみに.

それでは,また!

JR2KHB 須田

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あれから10年

3月11日 あの大震災から10年となりました。まだ10年、もう10年、人それぞれだと思います。
亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈りいたします。また行方不明の方々の1日も早い発見をお祈りしています。

その前から、そのあとも、日本各地で何かしら、大きな災害が発生しています。この国に住む限り避けられないことだと思います。
日ごろから、備えておきたいと思います。

JA1WTO よしはら

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日本のアマチュア無線局数の推移

先日、JR2KHB須田さんが、コンテスト参加者数の推移をつぶやいていたので、どんなものかと、その他のJARL主催のコンテストでのログ提出局数と、日本のアマチュア無線局数と、ついでに、JARLの会員(正員)数を並べてみて、20年ほどの推移を眺めてみました。


すでにご承知のことと思いますが、敢えて気が付いたことを上げてみると
1.アマチュア無線局数はここ20年で半減した。
2.コンテストログ提出局数は、アマチュア無線局数の減少に関わらず、おおよそ一定数(1500~2000)ある。(グラフには記載なし)
3.JARLの会員数は、アマチュア無線局数の減少に合わせて、ほぼ半減している。
4.しかし、会員数の割合は、12~14%程度で推移し、一定割合を維持していて、会員だけが特別に減少しているわけではない。

ということは、アマチュア無線局数を増やすことが優先で、それにより会員数も増えていくことが予想され、しかも業界の活性化が期待できる。

なぜ、半減したのか、よく考えないとなりません。
Youtubeがもてはやされている裏で、ラジオが見直され、PODCASTやClubHouseなどの音声メディアに注目が集まっているようです。音声メディアなら、アマチュア無線は得意分野? Clubhouseってアマチュア無線と似てる? それとも似て非なる物? いろいろ考えたいと思います。

JA1WTO よしはら

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収録振り返り ~待ち遠しや,マルチオペ~

皆さんこんにちは.YOTA Japan の JR2KHB 須田です.

3月7日の放送は,「WPXコンテストの勝ち方」でした.

RIO さんによるマルチオペの作戦立案レクチャー,とても勉強になりました!私もマルチオペでコンテスト運用するのが大好きでして,いつもウキウキで出かけるのです.ぜひ次回には活かしてみたいと思います.

次回がいつになるか,コロナ禍でまったく分かりませんが…….


最近のKHBのコンテスト事情をひとつ.

私のコンテスト参加のほとんどがマルチオペでして,自コールのシングルオペ参加は数えるほどしかありません.学校クラブ局での運用はもちろん,YOTA Japan で行っている若手向けコンテスト運用企画 Youth Contesting Program (YCP) でもマルチオペ運用が主になります.

で,数年前までくらいは,マルチオペの中で自分でどれだけ沢山出来るかな?とやっていたのですが,最近は「なるべく交信しない!」と言っております.

別に交信が嫌になったわけではありません.

大学のクラブでもすっかり年長側になりまして,可能な限り他のメンバーに交信機会を譲る,ということにしています.YCP でも運営側ですので,参加してくれた若手の方に運用時間を,という動きになる場合がかなりのケースを占めます.

実際,運用機会確保のために裏方に回ったり,サポートに回るのが,なかなかどうして自分に合っていて楽しいのです.そのうち,半ば冗談で,「今日の交信目標は0局!」と言うようになりました.

それでも,なんだかんだマイクが回ってくることが多くて,達成したことはありません,hi.それもまた,楽しいのです.


今年はまだ,マルチオペ運用を気軽に企画するには早そうですが,来年のコンテストシーズンでは,楽しい楽しいマルチオペを是非やりたいものです.ああ,待ち遠しい!

それでは,また!

JR2KHB 須田

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九十九折アンテナ

アンテナシミュレーションで遊ぼうの回で、ちょっとつぶやいた九十九折の160mバンドアンテナは、こんな形です。

MMANAのデータは、
linea-load-3.6m-31ele-160m
MMANAで読み込む際には、拡張子を”.maa” に変更してください。
まあ、実用にはならないと思いますが、こんなお遊びもアンテナシミュレーターを使うと可能ということでした。
こんなお遊びから、新しいアイデアがでてくると嬉しいですね。

ハムのラジオ 制作担当 JA1WTO よしはら

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収録振り返り ~MMANAは面白い!~

皆さんこんにちは.YOTA Japan の JR2KHB 須田です.

2月28日の放送は,「アンテナシミュレータで遊ぼう」でした.

放送でも熱弁してしまいましたが,MMANA,本当に面白いです.あっという間に数時間溶けます.
「あっ,もうこんなに遊んじゃってる!ここの調整だけしたら終わろう!」
と気づいてから,さらに数時間溶けます.

現代のソフトウェアのようにグラフィックで設計していく,という使い方ではないので,最初はなかなか分かりづらいのですが,一度使い方を覚えると楽しくて仕方ありません.スルメです.放送でご紹介しきれなかった小ネタ,コツも沢山あります.

ここで,収録後にメンバー間で話題になったコツをひとつご紹介しましょう.「給電点をワイヤの中心からずらしたいとき,どうするの?」というもの.

実は MMANA の給電位置の指定は一癖ありまして,ワイヤの中心,両端以外で給電するときは,「シミュレーション計算上の,ワイヤ分割の単位」でずらすことになります.普通,ワイヤ分割は自動で行われるので(手動指定もできます……詳しくはソフト同梱の説明書・補足説明をご参照ください),たとえば「中心から○センチの位置で給電したい!」という指定は難しいことがあります.

こういうとき,私は,ワイヤを3分割してしまうことにしています.真ん中のエレメントを十分短くして給電位置に合わせて配置し,その中央から給電することにするのです.こうすることで,給電位置を事実上任意に設定できるようになります.

この「微小給電ワイヤ」のテクニックは,ワイヤ端,例えばエレメントの角から給電するときにも役に立ちます.私の使っている MMANA ver 1.77 では,給電位置をワイヤ端にしようとするとうまく指定できないことがあり,その場合はワイヤ端に微小給電ワイヤを置くことにしています.多少形が変わることになりますが,給電ワイヤを十分小さくすればその影響は無視できるようになります.

下の図は,20 m バンドの V-DP に対して,長さ 2 cm の給電ワイヤを設けた例です.

「MMANA,こんなときどうするの?」という疑問がありましたら,ぜひ番組宛お便りいただければと思います.分かればお答えしますし,分からなければ一緒に悩みます hi

それでは!

JR2KHB 須田

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テレビを見ててもBGMが気になる

番組作りでは、特集を何にするか選び、挿入曲を選び、オープニング曲、エンディング曲、そしてBGMの選曲など、いろいろ考えるところがあります。そんなことを長くやっていると、他所の番組ではどうしているのか、とっても気になります。
その中でいつも楽しみなのが、BGMです。特にバラエティ番組のBGM。何に挑戦しているのか、何処へ行ったのか、誰が出ているのかなどなど、その場のシチュエーションに合わせたBGMが選曲されています。時々、謎解きのように、何故この曲?、これを選んだ人は同世代だな、やっぱりこの曲かあ、等々、BGM選曲の意図に気が付き、楽しんで作っているなあと、いつもほくそ笑んでしまいます。
ハムのラジオでは、PODCAST配信をしている関係から、著作権フリーの曲を選んでいて、そういったお遊びができないのは残念です。
どうぞ、皆さんもテレビ番組を見るだけでなく、聴いてみてください。制作者のお遊びが見つかると思います。

2021/2/28 ハムのラジオ 制作担当 JA1WTO よしはら

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収録振り返り ~どうなる?社会貢献活用~

皆さんこんにちは.YOTA Japan の JR2KHB 須田です.

2月21日の放送は,「アマチュア無線の社会貢献での活用について、考えてみよう」でした.

今回のテーマ,それぞれ強い思いがあるところではないでしょうか.ハムのラジオメンバーも例外ではありません.

少し裏話をしますと,放送回ごとにディレクターが「進行表」を用意してくださいます.時間割や話しておきたい内容,紹介するお便りなどがまとまっていて,収録のときはこれを見ながらトークします.

それで,今回の進行表はどうなっていたかと言いますと,総務省の資料に書かれている文言の引用以外は,「フリートークしましょう」の一言.まったく筋書きなしです!

それでも,いざ収録が始まってみれば,議論が止まらないのがハムのラジオ.実に白熱した収録になりました.収録が終わり録音を止めても話し足らず,ディスカッション続行になったのは言うまでもありません hi.


さて,2週に渡ってこのテーマを取り扱いましたが,私が主張したかったのは,
「アマチュア無線に社会貢献という価値を加えるのは,基本的にはプラス」
ということです(しつこい?).純粋に,アマチュア無線家が胸を張れる機会が増えるのは嬉しいことのはずです.そして,よしはらディレクターの記事にもある通り,こうした価値付けがはっきり明記されることによって「社会に胸を張れるアマチュア無線」が実現しやすくなる.その事自体は,素直にポジティブに受け止めて,歓迎したいと思っています.

ただ,素直に喜べない理由があるので,きちんとアマチュア無線側で自治してその不安を取り払いたい,という,一種の「例外処理」が問題になっていると思うのです.

それをきちんと自治するために「ガイドライン」を……というお話は,ぜひ番組本編をお聞きください.


もう一つの話題.

番組で,よしはらディレクターが米国でのアマチュア無線の扱いについて触れていました.

FCC Rule の中で,アマチュア無線については Part 97 に記述されており,アマチュア無線の定義は §97.3 に書かれています(日本でもおなじみのITU準拠の定義です).

しかし,Part 97 の冒頭,定義に先立つ形で,こんなセクションがあります.

§97.1   Basis and purpose.

The rules and regulations in this part are designed to provide an amateur radio service having a fundamental purpose as expressed in the following principles:

(a) Recognition and enhancement of the value of the amateur service to the public as a voluntary noncommercial communication service, particularly with respect to providing emergency communications.

(b) Continuation and extension of the amateur’s proven ability to contribute to the advancement of the radio art.

(c) Encouragement and improvement of the amateur service through rules which provide for advancing skills in both the communication and technical phases of the art.

(d) Expansion of the existing reservoir within the amateur radio service of trained operators, technicians, and electronics experts.

(e) Continuation and extension of the amateur’s unique ability to enhance international goodwill.

http://www.arrl.org/part-97-text (as of 2021-02-24)

アマチュア無線の基礎付けと目的,ということですが,その中で「a voluntary noncommercial communication service」はアマチュア無線が持つひとつの価値である,と位置づけています.これを元にして,アマチュア無線による社会貢献活動は米国では当たり前,ということになるのですね.

しかしそれは,アマチュア無線の目的の5分の1に過ぎない,ともいえます.

アマチュア無線界が社会貢献以外の部分でも一般社会に胸を張れるよう,いま一度,今まで私達がやってきたアマチュア無線を見つめ直さねばならないと思います.

長くなりました.それでは,また!

JR2KHB 須田

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社会貢献への活用と体験機会の拡大

今回の放送では、アマチュア無線の社会貢献活動への活用と、体験機会の拡大について、改正が行われるにあたり出されていたパブコメの結果と総務省の意見について見てみました。
どちらも、規制緩和により、アマチュア無線を使う機会が拡大され、活性化することが期待されます。

まずは、社会貢献への活用。130万人の方が憶えたアマチュア無線の定義が変更される、大改革になります。
10年ほど前、NPO法人のお手伝いしていた頃、ボランティア活動にアマチュア無線を使いたいと思ったことがありました。米国では、法律にもボランティアに使っても良いことが書かれ、ボランティア活動にアマチュア無線が広く活用され、その結果、アマチュア無線の地位が高いと感じました。日本でもそういう改正が必要だと思っていましたが、この度、その改正が行われることになりました。
大変うれしい反面、ちょっと心配なことが多いです。活用できる範囲の線引きが曖昧な部分があり、解釈によっては、なんでも使えてしまうように見えてしまいます。秩序が乱れてトラブルが起きないか、大変心配です。総務省やJARLが作成するガイドラインをもとに、各ボランティア団体などに、規則に沿った運用をすることを約束してもらいたいと思います。

もう一つ、体験機会の拡大。
これも規制緩和され、いろんな場面で体験をしてもらえるようになると思います。今一歩、進めてもらいたいところがあります。親子、祖父孫など親族であれば体験してもらえるのはすばらしいことですが、これではまだ足りない部分があります。例えば、たまたま遊びに来てくれた孫の友達、無線に関心のありそうなお隣の子など、普通に子供たちと接する機会に体験ができると良いと思います。
また、リスナーさんからご指摘がありましたが、病気やケガ、その他事情があって、学年が遅れてしまう子供がいますが、今の改正案ではそういった子供が、15歳を超えてしまうと、中学校に在籍していても体験できないケースも考えられ、今一つ、見直しをしていただきたいと思います。

規制緩和が進んでいることは喜ばしいことですが、ゆるゆるにならないようアマチュア無線家自身が見守っていく必要がありそうです。

ハムのラジオ 制作担当 JA1WTO よしはら

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