先日、番組でJN1OLJ森川さんに、VARAモデムを取り上げていただき、その2回目の特集でVarACというソフトをご紹介いただきました。
このVarACを、さっそく試してみました。
最新のアップデートで、このVarACにPSKレポートへのアップロード機能が追加されました。PSKレポーターは、皆さんご存じだと思いますが、モード選択(Using)タグで、「VARAC」を選ぶことができるようになっており、VarACの運用情報が、FT8と同様にわかります。
VarACは、VARAモデムと組み合わせて使います。VARA-HFと、VARA-FMどちらでも組み合わせ可能ですが、どちらか一つを選んで接続します。VARAモデムは、サウンドモデムで、デジタル変復調をPCが行ってくれます。このVARAモデムは、$69のシェアウェアです。
PCとの接続では、CATの設定はVarACで、サウンドの設定はVARAモデムで設定します。FT8の設定と同様に設定していきます。
私のリグはFT-991で、PCとは、USBケーブル一本で接続しています。
サウンドの入出力の設定では、番組でも説明されていましたが、名称を半角アルファベットで記載すると文字化けなしで分かりやすく選択できます。
CATはOmniRigを使っていて、VarACの設定でもOmniRigが選択可能で、問題なく動いています。
VarACを、とりあえず半日ほど運用、ビーコンを出してみました。自動で15分毎に送信します。夕方から、夜間にかけて、14MHzでの運用ですが、70W+ロングワイヤーで、北米にはー5dB~-20dB、台湾でー8dB、オーストラリアでー19dBのレポートがPSKレポーターに上がっていました。
その昔、ドラマや漫画で計算機が計算しているとき、効果音で「ピロロロピロピロ」と電子音がしていましたが、全くその音がします。
現状では、1:1でセッション接続するようになっていて、接続されるとベルがなります。昔のパケット通信でBBSにコネクトした感覚です。無人でも自動的にメッセージの送受信を行うことができ、ショートメッセージのやり取りをやっているような印象です。日本語も、完璧ではありませんが通ります。
次のデジタルモードは、これかな。
番組制作担当 JA1WTO/JH8AIW よしはら