米国発祥の「Parks on the air(POTA)」は、非常時対応を考えながら、家から出て運用しようというプログラムです。
以前、「SOTA」を何回か特集しました。「SOTA」の場合は、山頂(Summit)からの運用でしたが、「POTA」の場合は、公園(Parks)からとなります。
「POTA」は非常時運用も考慮するので、電源の制限はなく、移動手段の制限もなく、とにかく公園に移動して運用しよう、というものです。登山を趣味にする方が多い日本では「SOTA」が先行し一般的になってきましたが、「POTA」は、移動の手軽さがありますので、こちらも多くの方に関心を持ってもらえると思います。

日本国内では、公園アワードや、道の駅アワードなど発行されており、多くの方が挑戦されています。ただ、これらのアワードはどちらかと言えば国内向けです。「POTA」は米国が活動の中心ですが、世界中を対象にしていて、日本のアマチュア無線家の皆さんに、広く世界に目を向けてもらいたいと思っている、私として、ぜひご紹介し、参加してもらいたいプログラムだと思いました。

登録されている公園は、日本では、国立公園、国定公園、国営公園、そして都道府県立の公園となっています。かなりスケールが大きいですね。その公園として指定されている範囲内に移動して運用するわけですが、本場アメリカの移動局は、スケールが違います。フルサイズのダイポールアンテナを何本も上げられるような場所に、大型バスのようなキャンピングカーで移動し運用されています。アメリカでは移動局も電源が確保できればハイパワー運用が可能なので、ホームシャックと同様にDXを楽しむことができます。実際、7MHzで「POTA」移動局と何回かQSOしました。日本では、移動は50Wと制限されていますので、ちょっとうらやましいですね。ただ、自動車があれば50W運用が可能なので、今のコンディションならFT8運用で、DX-QSOのチャンスがあると思います。

「POTA」には、比較的簡単に参加することができます。まず、システムに参加登録をします。登録後は「Hunters」として「POTA」移動局(Activators)とQSOを行えば、自動的にポイントがたまり、規定に達すればアワードが発行されます。移動する「Activators」になるのも簡単です。システムに参加登録後、公園に移動し10局以上とQSOしログを提出します。「Hunters」と同様に、ポイントが加算され、規定に達すればアワードが発行されます。

米国発祥なので、すべての情報が英語で発信されてるいて、ちょっと面倒ですが、翻訳サービスなど利用すればそれほど苦になりません。移動運用が大好きな方、参加してみてはいかがでしょうか?

ハムのラジオ 制作担当 JA1WTO よしはら