みなさんこんばんは.YOTA Japan の JR2KHB です.
3月28日の放送は「VUでもFT8」でした.
IC-9700 の発売をきっかけに,V/Uバンドが非常に活発になった印象がありますが,それに加えて,かねてからのFT8ブーム.昨年夏の2m大オープンでは,良い経験をされた方も多いのではないでしょうか.
VUじゃないんですが,FT8をようやく始めたんです.
長らく自宅にHFのアンテナを上げることが出来ず,なかなか「おうちから運用」ができませんでした.そこへ,実は半年ほど前に引っ越しをしまして,新居のベランダに 2m ほどのモノバンド・モービルホイップアンテナを取り付けることができました.それをきっかけに,
「FT8,ぼちぼちやってみっかあ」
といって,ほそぼそと運用しています.出力は,移動する局の設備なので,50Wです.全然飛びません,hi.
HFモービルホイップの難しいところは,なんと言っても,周波数帯域の狭さ!アンテナアナライザがないとやっていられません.私はアンテナカップラ(マニュアルアンテナチューナー)を使って誤魔化していますが,QSYするたびに再チューンが必要で,大変です.
そんな時,FT8は本当にありがたい存在です.周波数固定しっぱなしで良いわけですから!
実は今回のブログは,CQ WPX SSB コンテストの最中に書いております.いろいろ呼びまわっているのですが,ローバンドでは50Wのベランダアンテナではあまりに厳しい.鳴かず飛ばずで,北米はおろか,東南アジア,韓国,中国にも,S9以上で聞こえているのに,全然取ってもらえません.
で,ふらっと 40m FT8に出たんです.
インドネシアのIOTAペディション局が出ておりまして,-5dB くらいで入感しているも,パイルアップになってる様子.しかし,実は私,東南アジア方面には何故か相性がひどく悪く,インドネシアはFT8でも何度か呼んでいるのですが今まで交信できていません.
「強いけど,どうせ駄目だろうから,5回くらい呼んでみてやめよう」
と思って,コールサインをダブルクリックしました.
……なんと,一発でした.唖然としました.
交信できたのはもちろん嬉しいです.しかし,SSBとFT8という差があるとは言え,コンテストの空振りCQ局を呼んで全く応答がなく,一方パイルになっているであろうIOTAペディション局とは一発で交信成立…… 交信できたのはもちろん嬉しいですが,なんだか複雑な気分です.
今回の番組テーマだったVUのFT8も気になっています.しかし流石に住宅街の中の,屋根を越えないようなモービルホイップでは,FT8といえども近隣局しか聞こえず,まだ交信していません.新しいデジタルモード,Q65も登場したことですし,動向を注目したいと思います.
それでは,また!